「情報弱者」という言葉についてちょっと不思議に思ったので調べてみた。

情報弱者」というのは、情報格差が生じている場合において下にいる人ということらしい。
目が不自由で、新聞やネットの記事が読めない人や、
貧乏で、テレビを見ることやインターネットを使うことのできない人、
または高齢で、パソコンや携帯電話が使えない人なども含まれる。


しかしこの言葉は2chなどで、
「そんなことも知らないお前は情報弱者だな。」
というような形で使われている。
2chにアクセスできている時点で、彼ら全員が「情報弱者」ではないことは明白だ。
その「情報弱者」と言われた人は、偶然その情報を知らなかったり、興味が無かっただけである。
そういう人には「ものを知らない」とか「世間知らず」といえばいいのだ。
自分で誤用に気づいていないその人こそ、自らの言う意味での「情報弱者」状態である。


何故「情報弱者」という言葉がよく使われるようになったのだろう?
「弱者」という言葉には、「俺は上!お前は下だ!」
みたいな雰囲気があるから、自尊心の高い人たちにそこがウケたのだろうか。