金曜ドラマはじまったな
久々にドラマ見た。
流星の絆は宮藤官九郎だっていうから元々見ようと思ってたんだけど、
時間が空いたから見たギラギラが結構面白いという。
ギラギラ
ベッタベタな展開が多くてむしろ良かった。
なんかあの枠のドラマって奇をてらったり、
話題性重視で失敗してる印象があったんだけど、これは違うように思う。
見ていて疑問を感じるシーンが少なかったのが好印象。
親切に「何故こうしたか、こうなったか」をさりげなく説明できている。
もう疑問に思う前に抑えられている、とすら感じた。
何でホストやったかとか奥さんに言えない理由とか、なんでまたホストをやることにしたかとか。
(逆に、モノローグで語りすぎな部分もあったけど。)
最近はキャラの行動に説得力が無いようなドラマが多いので、ここは嬉しかった。
最後の主人公コウヘイが元王者の余裕を見せるところと、
お弁当のメモをラブレターと言うシーンがとても良い。
気になったのは、
- 店長ら2人によるホストの会話術教室
- 入り口を開けるときのテンションが低め
- イーグルさんが大物に見えない。キャラは王道なNo.1ホストなんだけどどこが駄目なのか。
- 1話なのに登場人物が多すぎて把握しにくい。
流星の絆
やっちまったなクドカン…と思った。面白かったけど。
下ネタの頻度が以前よりも増えているような。
しかも「めぐる」とかはほぼ深夜だけどこれはドラマのゴールデンタイムだぞ!
あと原作はシリアスな話のようだから、原作好きな人は相当怒っただろうな…
ところどころ自然な“普通さ”が出てて良いと思った。ドラマっぽくない感じ。
特に家を3人で抜け出そうとするあたり。
できるだけ声を小さくしようとする会話の仕方とか、妹の泣き方とか。
子役の演技が上手いと引き込まれるなあ。
あとは大人になった3人が、トラウマは抱えつつも
普通な生き方をしているというのがクドカンらしいと思う。
木更津もそこに拘っていたし、めぐるもそこに行き着いた。
それが逆に、明るく振舞っているけど皆どこか暗いような印象を与えている。
登場人物が皆どことなく妙な性格なのも、それに拍車をかけている。長男とか要潤とか。
しかも、それを当たり前とせず突っ込んでいるところが結構珍しいかも。
長男の努力もキモいで一蹴。
他のドラマなら「張り込みによりついに詐欺師を発見!」というシーンになりそうなのにね。
本に囲まれながら寝てる長男、というまともなシーンもあったのがポイントだ。
ギャグシーンがどれも下らないんだけど、テレビでやられるとかえって笑える。ジョージとか。
それでいて両親の死体を発見するところは、最近では珍しく出血多量のリアルな出来で驚いた。
このギャップが売りなんだろうか。
そういうの好きだけど世間にウケるかは微妙だぞ…
あと、来週からも詐欺を続けていくようで、既に3人は詐欺師になるつもりっぽいんだけど、
完全な一発ギャグにしか見えないあの詐欺シーンでは伝わらないよ。
俺も原作やらサイト見て知ったし。予告で来週も詐欺をやるって言ってはいたが。
一応長男が読んでる本の中に「騙す!」ってタイトルのものがあったけど、
あの場面では妹を助けるためにやっているとしか思えないしなあ…
ギャグドラマが好きなので、とりあえずは来週も視聴継続予定。
シリアスなシーンが増えたとしてもそれはそれで嬉しいし。