堂々と「僕はオタクなんですよ」と言うためにオタクをやるなんてなんと意味の無いことだろう

僕はそれをやっているふしがある。
自分にカテゴリ付けをするとしたら「オタク」しかないから、
せめてそれだけでも完璧なものに、という思いが少なからずあるように感じる。
そうでもなければ、こんなに熱心に漫画を読んだり集め続けられるだろうか?
「漫画やアニメが大好きだ!」という思いもたしかにある。実際こうも思う。
漫画やアニメは面白い。時間と金を費やしてでも見る価値がある、と。
しかし、「他の人間よりも自分のほうが知識が上だ」と証明するために読んでいる、
という部分が実際あるんじゃないか?と思う。


たぶんこれは、僕の劣等感が強いからなんだろう。
僕は相当な権威主義者なんじゃないかと思うときがある。
自分にコンプレックスがあって、他人への劣等感が強すぎるからか、
人の目を借りないと、自分がオタクだということですら全く自信が持てないのだ。


まあ自分がオタクだと証明できたところで全く得はしない、というか損なのだけど、
証明できなければアイデンティティが弱くなってしまう気がするのだ。
なんて矮小で意味の無い悩み。


そもそも僕はオタクになろうとしてなったわけでなく、
気づいたらオタクになっていた(by斑目)タイプなのだから、
こんなことを考える必要は無いのに。
いつまでもこんな考えから抜け出せないのは何故だろう?